今週の一点。ジップ長財布





一見、ただの番付表ですがこれは1984年9月(秋場所)の番付でしてこの場所は少し珍しい場所でした。
5月場所で全勝優勝をしている北の湖が3日で休場。横綱を狙える位置にいた若島津(高田みづえと新婚)は7月場所で優勝し、この場所で優勝すれば間違いなく綱に手が届く、そんな大事な場所でしかも大敵北の湖が休場となった場所でした。
伏兵は前頭12枚目という横綱とも当たらないような多賀竜関。
しかし若島津はあろうことか格下も格下の多賀竜に敗れてしまい、優勝どころか綱まで逃がしてしまったのでした。
因みにこの場所はその多賀竜が2敗で優勝。そして怪我の北の湖は翌年の1月場所で引退となったいろいろ曰くのある場所の番付表です。
この北の湖、千代の富士の戦いが日本の相撲を盛り上げた最後のいい時代だった、そんな番付表です。

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